須佐・須我・蘇我?
こんにちは、はっさくです。
今日は、島根県大東町にある須我神社に行ってきました。
ここは古事記に記される、日本で最初のお宮です。
よく神社巡りをするのですが、
須佐、須我...似たような名前が多く、混乱することがあります。
そこで、はっさくなりの考察をしてみようと思います。
似ている名は、音韻が変化して元は同じ意味なのでは?
それでは、スサノオの時代より後の蘇我の名前も音韻が変化したものでは?
さあ、スサノオと蘇我氏の共通点探しに行きましょう!
日本書紀の中の二人
まずは、スサノオから。
スサノオが天上界から追放される場面
長雨が降る中、青草を束ね蓑笠として、宿を神々に乞うた
次は蘇我入鹿。
大空に竜に乗った者がいた。(ちなみにスサノオ系は龍神信仰)
唐人に似ていて、青い油の笠を着て...
蘇我入鹿はもうひとつ。
斉明天皇の葬儀の場面
葬儀に「鬼」が現れた。
朝倉山の上で鬼が大笠を着て葬儀を見ていた
「日本書紀」ではこの鬼の正体は分かりませんが、
「扶桑略記」に蘇我入鹿の霊魂とあります。
はっさくが思うに、笠を着ているのは醜いからだ(あの世から戻ってきた為にゾンビのような見た目をしている)をかくすため。
笠を着ている者は鬼である。
スサノオも蘇我入鹿も笠を着た鬼というわけです。
なぜ鬼にされてしまった?
はっさくの考察はこうです。
出雲大社のスサノオの社は「素鵞の社」といいます。
蘇我入鹿はスサノオの子孫なのでは?
だって、同じ苗字ですもの。
初めにスサノオが文化や技術を広めた「出雲」
後から日本に入ってきた「大和」(はっさくはアマテラス軍だと思っているよ)
そりゃあ、スサノオ系の人たちを悪者にしたいよね...
アマテラス系を正当化したいよね...
だけど、鬼になって戻ってくるかもしれないなんて思っていたのは、
スサノオ系の人たちを相当恐れていたんでしょうね。
昔は疫病や戦の敗北など、祟りだと思っていたのでしょう。
祟りを鎮めるために(元々の勢力の反抗をかわないように)、
神武天皇は出雲神系の娘を嫁に迎えたり、
崇神天皇(一説には神武天皇と同一人物)の時代には疫病が蔓延し
大物主命(大国主命ともいわれているよ)を祀ったり...
鬼にしてしまったことを後ろめたく思っていたのでしょうね😥
神と鬼
全く関係ないのですが、「九鬼文書」というものがあります。
くかみもんじょと読みます。
鬼を神と読む!!!!
鬼もまた神なのです。
ひとの手によって鬼にされてしまった神様なのです。
鬼門というものがありますが、これもまた神様の門なのでは?
目に見えない力を、畏れ敬い
今日の日本人の考え方や文化が出来上がってきたのではないでしょうか。
終わりに
今まで、日本書紀や古事記は「神話」という括りでした。
しか~し、はっさくはこの目で見てしまったのです!
数年前、たまたま出雲大社に参拝に行った時
境内の地下から「こんにちは」している、杉の大木三本をひとくくりにした巨大な柱を!
あれを見た瞬間、神は物語でなく先人として実在したんだと思いました。
古代日本にどれだけのドラマがあったのだろうと考えると
とても面白いじゃないですか!
神話には史実が隠されている...
ん~、ロマンです。
みなさんも、はっさくと共に出雲神話ロマンを旅してみませんか?
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