【因幡の白兎】オオクニヌシのちから

出雲の神様
こんにちは、はっさくです。

今回は白兎神社(鳥取市白兎)に行ってきました。

日本海が目の前に広がり、心がゆったりする場所です。

ここは、はっさくにとって思い入れのある神社です。
(特に縁結び!!)


因幡いなばって、出雲じゃないじゃんってツッコミが入りそうですが(笑)

そこは、オオクニヌシの神話がある地なので、お許しを。

この有名な「因幡の白兎」から、はっさくの考察にて深堀りしていきたいと思います。

【因幡の白兎】のあらすじ

大穴牟遅おおむなぢ(後のオオクニヌシ)は、八十神やそがみといわれる兄弟神と共に

美しいと噂の八上比売やがみひめに求婚するために、因幡(鳥取)に向かいます。


その途中、気多けたの岬で皮を剥がされた兎に遭遇します。

八十神達によって、傷がさらに悪化した兎を知識をもとに楽にしてやります。


兎は「淤岐おきノ島からここへ渡るのに、ワニ(サメ)を騙して来たが、嘘がバレて皮を剥がされた」と大穴牟遅に言います。


助けられた兎は「八上比売をめとられるのはあなた様です。」と予言します。

予言通り、大穴牟遅は八上比売をめとることができました。


有名なお話なので、皆さんご存知でしょう。

この時代の人々の考え方を想像しながら、「因幡の白兎」を深堀りしてみましょう!

オオクニヌシが出雲の王になる第一歩

白兎神社の目の前には美しい日本海が広がります。

この海を眺めながら大穴牟遅は何を想ったでしょう。

海の向こうから来た先人の生き方に、思いを馳せたのでしょうか。


それではさっそく、はっさくの考察に入ります。


この当時、国を豊かにし大きくするには

大陸との交易と(技術と品物)日本中の小国との交易だったでしょう。

特にその地方でしか採れないものを、独占的に自国に取り入れるには

そこを治める豪族と姻戚関係を結ぶというのが、一般的な考え方だったと思われます。

豪族の娘と結婚することは、力がまだ弱い野心のある男性にとって、自分の地位を上げる手段だったでしょう。


八上比売は、たくさんの八十神に求婚されていたことから

有力な豪族の娘と想像できます。


白兎は現在、白兎神社に白兎神として祀られています。

古代の神とは、海の向こうから来た人(渡来人)だったことから、

白兎とは渡来人で、特殊な技術や特産品を持った一族だったのではないでしょうか。

因幡の豪族と交易していた白兎一族ならば、助けてもらった大穴牟遅を八上比売の婿に推すことができたでしょう。


さらにこの時代、医療の知識がある者は崇拝され、王の資格があると言われていました。

このお話は、大穴牟遅が王になるべくしてなったということが言いたかったのでしょうね。


白兎がワニに襲われ皮を剥がされたというのは、

貿易品を持っていた白兎を、賊が襲い身ぐるみ剥がしたということだと推察します。


この時代すでに、貧富の差と力関係が存在していたことは

悲しいけれど、現代に続く発展の礎だったのかもしれません。

終わりに

大穴牟遅の最大のちからとは、医療技術だったのではないでしょうか。

これがなければ、白兎も助けることができなかったでしょうし

人々から尊敬されることもなかったでしょう。

医療技術を持っていたおかげで、嫁取りに成功し、豪族の第一歩を踏んだと思います。

知を力に変えるあたり、大穴牟遅はデキル漢です(笑)


八上比売と結婚し力をつけた大穴牟遅は、このあと、

最大級に力のあったと思われるスセリビメを正妻として迎えます。


現代なら、女性陣から後ろ指を指されるところです。

しかし、この時代ならではの考え方と風習で当たり前のことだったでしょう。

はっさくは、現代に生まれて良かったと思いますけど(笑)

皆さんは、パートナーを大事にしてあげてくださいね。


いかがだったでしょうか。

またはっさくと一緒に、古代日本へ旅にでませんか。

楽しい時間が待っていますよ。

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